行政書士試験のヒント 教材やスクール・講師の評論家になってはいけない

資格試験になかなか合格できない人によくありがちなことが、教材やスクール・講師の評論家になってしまっているということです。

例えば、

このテキストはよくまとまっているけれども、肝心のところが抜け落ちている。だとか、このテキストだけでは合格することは難しい。基本書も読んで補足しなければならない。

などとテキストを批評していたり、

あのスクールの○○講師は民法の講義は上手いけど、手続法の講義はいまいちだね。手続法の講義なら別のスクールの○○講師の講義を受けたほうがいいね。

などと講師を批評していたりするわけです。

もちろん、間違っていると感じたら意見するということは大切です。

しかし、勘違いしないようにしたいことが、受験生にとっては、教材やスクール・講師を批評することが目的なのではなく、合格することが目的であるということです。

よっぽどおかしなスクールでない限り、提供している講座や教材は、これだけやれば確実に合格ラインに届く。というレベルのものです。

他のスクールのものと比べると多少の相違はあるかもしれません。取り上げていない範囲もあるかもしれません。しかし、テキストや講座の8割から9割は重複しているはずです。重複していない分野は、試験合格のためにはそれほど重要ではないということです。

だから、他のテキストやスクールと比べて粗探しなどするより、最初に決めたテキストやスクールで徹底的に勉強するということが大切です。



教材やスクール・講師の評論家になってしまっているということは、それだけ、数多くの教材やスクールを利用しているということだと思います。

それ自体、合格から遠のいてしまっている行為です。合格するためには、１つのスクールの教材、講義に徹底的に取り組むことが近道です。



by役に立つ資格試験に合格しよう　行政書士試験編より引用


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