宅建資格試験のヒント 仕事を辞めるならばタイミングがある

仕事と資格試験を両立させることは容易なことではありません。

そのため、ある程度の実力が身に付いたら、仕事を退職して、資格試験の勉強に専念するというのもありだと思います。

ただし、仕事を辞める時期はタイミングがあります。もちろん、仕事の都合に合わせるという意味ではありません。

資格試験の勉強をするために仕事を辞めてよいタイミングというのは、少なくとも確実に合格できるという兆しが見えてきた段階です。

例えば、

「模擬試験でよい成績を出し続けているので確実に合格できるという確信が持てるようになってきた」
「昨年、本試験を受けてあと一歩というところまで届いていた。だから、今年は絶対に合格できる。」

というような確信が持てる段階になって、より一層合格を確実なものにするために仕事を退職するというのが基本です。

そうではなくて、「資格試験の勉強を始めたいので仕事を辞める。」とか、「仕事を辞めて専念すればもっと成績が上がるんじゃないか。」というような段階では仕事を辞めるべきではありません。

ある程度のレベルに達していなければ、仕事も失って資格も取れないという最悪の状況に陥ってしまいがちだからです。

それに、資格試験に合格しても、合格したら全く勉強をしないで実務に専念できるわけではありません。法律関係の仕事であれば、仕事をしながら、新しい法改正や判例についての勉強を続けていかなければならないわけです。

仕事と勉強を両立させることができないという方は、合格してから実務で活躍することは難しいと言わざるを得ないのです。



by役に立つ資格試験に合格しよう　宅地建物取引主任者資格試験編より引用



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